ドミニカ共和国サントドミンゴ大都市圏交通管理能力強化プロジェクト

　ドミニカ共和国は、中南米・カリブ諸国の中で最も好調な経済発展を遂げている国の一つに挙げられる。一方、ドミニカ共和国の首都であるサントドミンゴ特別区を含むサントドミンゴ大都市圏では、都市鉄道やバス交通による公共交通網の拡張計画が進んでいるが、現状では公共交通機関のサービス水準が不十分であるため、交通手段としての自動車への依存度が高く、慢性的な交通渋滞が深刻な社会問題となっている。
　本プロジェクトは、JICAから日本工営(株)/(株)アルメックのJVが受託し、国立交通陸運研究所（National Institute of Land Transit and Transport、以下「INTRANT」という）によるサントドミンゴ大都市圏の交通状況把握能力や交通管理・ITSにかかる計画策定能力、ＩＴＳ機器等の調達能力を向上させることにより、INTRANTの都市交通管理能力の強化を図り、もって渋滞改善等に資する交通管理の質の向上に寄与するための技術支援を行うもの。